コーヒーの残りに、リンゴジュースを注ぐ。

創刊号から4日、あっという間に読者が70人ほどになりました。「呪い」なんてタイトルから始めたわりに、想像以上に多くの方が付き合ってくれて内心驚いています。今回は打って変わって日常へ。丁寧な暮らしはできないけれど、不格好なわたしにちょうどいい、毎日のコーヒーの飲み方のお話。
スワン 2026.09.09
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わたしは、コップに入れた飲み物を少しだけ残すくせがある。これは結婚したあとに夫に言われて初めて気がついたのだが、確かに意識してみると、冷水に麦茶、とりわけ毎朝淹れているコーヒーをほぼ毎回、ふた口ほど残していることに気がついた。

たいした量ではないのだが、一度意識してしまうとなんだかすごくもったいない。そもそも、なぜこのような珍奇なことをついやってしまうのか。その原理についてじっくり考えてみた。

するとこれが大変アホらしいのだが、どうやら「飲み終わってしまうのがもったいない」から「あとひとくちだけ楽しみをとっておこう」と思って、そのままそっくり存在を忘れているのだと気がついた。

さすがにこの事態に気がついたとき、わたしは己のアホさに呆れて思わず声を出して笑ってしまった。さすが満タンのヤカンを沸かしたが最後、すべてを水蒸気に変換する女なだけはある。

しかし、話はこれで終わらない。

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仕事を楽しむ、という呪い。